良い顔した塩

水性の気を整えるには、塩がかかせません。

人間の体は血液が流れていますが、
血液をなめたらしょっぱいでしょう?

体中を流れている塩水が、元気な塩水かどうかで、
元気が出るかどうかが決まります。

減塩しすぎで元気のない人が増えています。

敵に塩を送る、と言うように、
塩はカラダにとって必要な物です。

さて、この塩選び、
間違っている人が多いので、
あらためて書かせていただきます。

塩はきれいな海水そのままを塩にしたものが正しい塩です。

精製塩は良くない、その程度の知識のある方は
そこそこおられます。

でも、良い塩ぶった偽物の塩が結構出回っています。

国産、100パーセント、天然塩なんて書かれて偽物がかなりあります。

岩塩はどうですか?と聞かれますが、
岩塩そのままでしたら良いと思います。

塩の作り方は色々あり、
イオン交換膜という方法でいったん濃縮して、
それを煮詰めるという方法が安価で大量にできる方法です。

精製塩を塩水でいったん溶かしてから
煮詰めるなんていう方法を使われている場合も、
良い塩ぶってる塩です。

精製塩ににがりを添加して、
味だけ似せているような塩もあります。

どれも、精製塩よりもうまみも感じますし、
良さげな感じがします。

でも、本当に良い塩は、
海のそのままの塩水を天日干し、
煮詰める、など昔ながらの方法で作った塩です。

ミネラルがそのままの形で残ります。

神様は塩化ナトリウムの毒性を緩和するように、
ちゃんとミネラルも合わせて下さっているのです。

砂糖も同じ。
白砂糖は毒の部分だけを抽出しています。

ちゃんと周りに薬になるものもつけているのに、
薬をとって毒だけ食べるから毒になる。

白米もそうです。
大事な薬(糠)の部分をとってしまうから毒になる。

沢山ある塩の中から、
本物の塩を選び出すのは結構難しいです。

これ良いですか?って良く聞かれますが、
どうやって作られたかを見なきゃ、私だって判断できません。

私がオススメしているクリスマス島の塩は、
海水をくみあげ、それをただただ天日干しして塩が固まるのを待つだけ。

数年前、塩不足です、って入荷しないことがありました。
塩水なんてどれだけでもあるのに、
なんで塩不足?なんて思いました。

天候不良で、年に1~2回しか降らない雨が3~4回降るだけで、
塩が出来ないのです。

そのうち「文明の利器ができました!これで塩が順調にとれます!」
なんて報告があったので、どういうことかと聞いたら、
塩水を容器に入れて、雨が降ったら蓋を閉める、とのこと。笑

そのくらい自然の力だけを使って作られた塩なのです。
他に何の産業もありません。
塩だけが島の産物です。

そして、そうやって手間暇がかかっているので、
コストもかかり、お値段にも反映されます。
確かに高いけど、弱い塩で不調に悩まされている人をみると、
安い塩は本当に安いかな?と思いますよ。

塩だけじゃなく、味噌、醤油も塩が使われています。
その塩が本物の塩かな、それくらい気を遣うと、
水性の気が整ってきますよ。